静謐なる艶やかさ 石本 正 アートフェア東京 | おすすめの展覧会 | 美術商 丸栄堂 marueido(有限会社丸栄堂)は、高山辰雄(髙山辰雄)、平山郁夫を中心とした物故作家、下田義寛、竹内浩一、田渕俊夫、牧進の現存作家をはじめ、大家より新人まで幅広いラインアップを誇る、精選された日本の絵画の卸商です。

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「回想」 100.0 × 88.1cm

※3月12日(木)は招待制となります。

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「僕にはモデルがいちばんきれいに見えるポーズが、瞬間的にわかるような気がする」「石正美術館開館記念 石本 正展 図録」 (2001年、朝日新聞社)より

戦後、前衛芸術の潮流が押し寄せる中、石本 正は一貫して独自の「官能美」を探求し続けました。

1971年に日本芸術大賞および芸術選奨文部大臣賞を受賞しながらも、それ以後は一切の賞を辞退し、地位や名声よりも絵画一筋に人生を捧げたその真摯な姿勢は、今もなお多くの人々の心を惹きつけ、語り継がれています。

石本にとって「女性」とは美の象徴であり、聖なる存在そのものでした。石本と親交が深かった文豪・川端康成は、その舞妓立像を「石本観音」と称え、深く慈しみました。

石本の探求は晩年にかけてさらに深化し、普遍的な美を体現する「裸婦」へと至ります。透き通るような肌の質感、優美な曲線、そして静謳で神秘的な佇まいと画面に漂う深遠な妖艶さは、まさに石本芸術の極致を物語っています。

図版:「舞妓座像」90.5 × 60.8cm

「舞妓座像」90.5 × 60.8cm

図版:「回想」113.8 x 66.5cm

「回想」113.8 x 66.5cm

図版:「裸婦」73.2 x 53.5cm

「裸婦」73.2 x 53.5cm

図版:「蘇る思ひ」49.2 × 82.9cm

「蘇る思ひ」49.2 × 82.9cm

図版:「青韻」94.2 × 59.6cm

「青韻」94.2 × 59.6cm

石本 正(いしもと しょう)略歴

1920年(大正9年)
島根県那賀郡岡見村(現浜田市三隅町岡見)に生まれる
1944年(昭和19年)
京都市立絵画専門学校(現京都市立芸術大学)日本画科卒業
1950年(昭和25年)
創造美術展に出品
1951年(昭和26年)
新制作協会展に初出品
1970年(昭和45年)
京都市立芸術大学教授となる
1971年(昭和46年
日本芸術大賞、芸術選奨文部大臣賞を受賞する
以後すべての賞を辞退する
1974年(昭和49年)
「創画会」結成に参加する
1991年(平成3年)
京都造形芸術大学(現京都芸術大学)開学 教授となる
2001年(平成13年)
故郷への作品寄贈を機に「石正美術館」開館
2015年(平成27年)
95歳にて逝去
2021年(令和3年)
〜2023年(令和5年)
生誕100年回顧展 石本正
(島根県立美術館、一宮市三岸節子記念美術館、
浜松市秋野不矩美術館、浜田市立石正美術館、
京都市京セラ美術館)

図版:「ウルビーノ」74.9 x 96.4cm

「ウルビーノ」74.9 x 96.4cm

図版:「舞妓立像」61.4 × 39.8cm

「舞妓立像」61.4 × 39.8cm

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