東美特別展2021 小品たちの大いなる輝き | おすすめの展覧会 | 美術商 丸栄堂 marueido(有限会社丸栄堂)は、高山辰雄(髙山辰雄)、平山郁夫を中心とした物故作家、下田義寛、竹内浩一、田渕俊夫、牧進の現存作家をはじめ、大家より新人まで幅広いラインアップを誇る、精選された日本の絵画の卸商です。

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東美特別展2021 小品たちの大いなる輝き

※14日(木)はプレビュー公開日につき、関係者のみ入場可能となります。

ごあいさつ

 明治以降、日本の絵画は日本画と洋画とに分かれ、現在に至るまで相互に影響しあいながら発展を続けて来ました。伝統から学びつつ革新を積み重ねて来た日本画の世界と、多くの画家が直接フランスに赴き、その地で研鑽を重ね、帰国して、祖国の風土の中で独自の世界を開花させた洋画の世界。

 それでも、今、洋画も日本画もあくまでも「日本の画家」の作品であって、それ以外ではないことが明らかでしょう。特に、現在まで広く大家、巨匠として記憶され、歴史に名を残している画家たちの場合、文化的背景とつながる精神性の高さ、抑制的で細部にまで行き届いた表現、そして何よりも、世界に対峙し、決して社会に媚びることなく、自らの存在を確立しようとする孤高の生き方は、そのジャンルを問わず、不思議なまでに共通した要素であるように思われます。

 鑑賞者の好みに合った、小品と呼ばれる小ぶりの作品世界であっても、そうした要素は大きな作品以上に画面に充満し、溢れ出ています。巨匠たちは、そのプライドにかけて、どんなに小さな作品であっても、そこに自分の世界を創造せずにはいられなかったのかもしれません。

 そうした作品を選び抜き、ここに「小品たちの大いなる輝き」と題して展示致します。皆様には、これら珠玉の名作を心行くまでご鑑賞賜りたく、ご案内申し上げます。

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東美特別展2021
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