中川一政・小杉小二郎展 -持続する魂 美は時を超え- アートフェア東京 2022 | おすすめの展覧会バックナンバー | 美術商 丸栄堂 marueido(有限会社丸栄堂)は、高山辰雄(髙山辰雄)、平山郁夫を中心とした物故作家、下田義寛、竹内浩一、田渕俊夫、牧進の現存作家をはじめ、大家より新人まで幅広いラインアップを誇る、精選された日本の絵画の卸商です。

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※10日(木)は招待制となります。

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図版:『箱根駒ヶ岳』100号F

中川一政 『箱根駒ヶ岳』100号F

図版:『サン・レミの花と果物』30号F

小杉小二郎 『サン・レミの花と果物』30号F

真鶴、福浦海岸の突堤に二人の画家がキャンバスを並べている。
一人は矍鑠とした老画家、少し距離を置いて大柄な青年画家。

絵を描くことは、自分の魂で存在の魂をつかみ取ること。
技術も知識も、伝統の重みも、憧れの強さも、全てを越えて、
自分の絵は魂の絵なのだと、思いは無言のままに伝えられる。

薔薇、向日葵、マジョリカの壺、箱根駒ヶ岳、鯛、サンレミの村、
ダリア、三色すみれ、パリ郊外、小さな教会、聖書の物語・・・
世界は絵の中でどこまでも広がる。

師弟の年齢差は半世紀。
キャンバスの距離は数メートル。
魂の距離は、多分、誤差の範囲内。

図版:『向日葵』20号F

中川一政 『向日葵』20号F

図版:『窓辺の赤い壷』30号F

小杉小二郎 『窓辺の赤い壷』30号F

図版:『薔薇』30号F

『薔薇』30号F

図版:『椿』15号F

『椿』15号F

中川一政  NAKAGAWA KAZUMASA

1893年
東京市本郷区駒込西方町(現在の文京区西方)に生まれる
1922年
春陽会が設立され萬鉄五郎、岸田劉生らと共に同会客員となる
1947年
「中川一政作品展」(日本橋三越)
1949年
神奈川県真鶴町にアトリエを構える
1958年
「中川一政新作展」(日本橋髙島屋)
1967年
箱根駒ヶ岳の制作をはじめる
1970年
小杉小二郎と共に渡仏
1972年
「中川一政自選展」《椿》《駒ヶ岳》《福浦》などを出品(名古屋松坂屋)
1975年
中国文化交流使節日本美術家代表団の名誉団長として訪中
文化勲章受章
1990年
「現代日本絵画巨匠二人展/奥村土牛・中川一政」
(パリ市立カルナバレ博物館)
1991年
湯河原にて逝去 享年97

図版:『海辺の唄(Ⅱ)』50号F

『海辺の唄(Ⅱ)』50号F

図版:『ノルマンディの船着場』50号P

『ノルマンディの船着場』50号P

小杉小二郎  KOSUGI KOJIRO

1944年
東京都北区田端に生まれる
祖父は日本画家・小杉放菴
1968年
画家を志し中川一政に師事
1970年
中川一政に随い渡仏
師の妻の急病に伴い一時帰国するも岡鹿之助の後押しにより再び渡仏
1971年
サロン・ドートンヌに出品
1976年
この頃からサン・レミを拠点に制作
1980年
サロン・デ・アンデパンダン会員となる
1991年
「巴里、漂う時の流れ 小杉小二郎展」(有楽町アートフォーラム 他)
2005年
「巴里 穏やかに時は流れ 小杉小二郎展」(日本橋三越 他)
出品作「月・追憶」が第29回 損保ジャパン東郷青児美術館大賞受賞
2020年
「-日常からの遁走 穏やかに時は流れ- 小杉小二郎展」
(日本橋/横浜/名古屋/大阪 髙島屋)
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